甘め物語集 ホワイトチョコレート

どちらかというと、デザイン上の資料として。物語付き。できるだけ甘い物語がいいけれど、どうなるか…。

京都的商家の空気

私自身は全然その血を感じないのですが、一応、祖父母世代に京都人の商家(つぶれたけれど…)の人がいます。

 

その人は、ものすごーく優秀な人で、早く、正確に、かつ丁寧に仕事をこなします。作り上げる商品が完璧なので、昔は、それで稼いでいたそうです。私は、その人自身の性格によってそうなるのかなあ?と思っていたのですが、どうもそうではない、というのをある本によって知りました。

 

その本は、料亭「菊の井」のおかみさんがお書きになった自伝です。その空気感、性格まで、そっくり…。そして、それが、おそらく商家のしつけによるものなんだろうなあ、と本で察しました。

 

かなり厳しいしつけでした。乗り越えたらなんとかなるけど、一時はきつかったのではないでしょうか。炊事、掃除、などなど家事のやり方から、徹底してました。今は、そんな雰囲気かどうかはわかりませんが、同じ世代だったら、おそらく同じはりつめた空気感の中で、自分をきたえていったのではないでしょうか。

 

そしてその世代を親に持つ身内に「どうだった?」と聞くと、「厳しかった」とのこと。塵ひとつないくらいの掃除を要求されたのだそうです。「いや~、厳しい」と思ったけれど、もし本気で商売をするなら、それぐらいはしないとおもてなしにはならないのかもしれません。

 

そして、そうしつつ「涼しい顔をする」こと。京都の商家はそうして、代をつないできたのかもしれません。